本マグロ、初水揚げ 八重山漁協
県配分は過去最大の236.5㌧
少しでも長く操業できれば
少しでも長く操業できれば
2025年度の県知事管理漁獲可能量に基づくクロマグロ(本マグロ)漁が1日から行われており、八重山漁協では13日、前期より9日遅れで初水揚げがあった。今期の県配分漁獲可能量は過去最大の236・5㌧と前期から89㌧(62・3%)増えており、漁業者は「昨年より長く操業できるのではないか」と期待する。
今期第1号を漁獲したのはマグロはえ縄漁船「大喜丸」(宮里長善船長、7・9㌧)。9日に乗組員1人とともに出漁し、ムロアジをエサに700本の釣り針のついたはえ縄漁を宮古島南方で行った後、12日に帰港、13日早朝に水揚げした。110㌔だった。
宮里船長(60)は「まずは最初の1本釣れたのでうれしい。去年は採捕停止でリリースしたのも少なくなかったが、今期は配分枠が増えたので水揚げも多くなると思う。少しでも長く操業ができればうれしい。初マグロは地元の人に食べてもらいたい」と喜んだ。
初マグロは、宮里船長も所属するヤエスイ合同会社(具志堅用治代表)=字石垣=に卸し、具志堅代表は「14日から販売できるのではないか」と話した。
八漁協の前期クロマグロ漁は4月4日の初水揚げから採捕停止に伴い最後の水揚げがあった5月20日までに367本約73㌧の水揚げがあった。県全体156㌧の約半数を占めるなど豊漁だった。
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