来年2月22日投開票
- 2025年04月09日
- 政治・行政
石垣市選挙管理委員会(前盛善治委員長、4人)は8日、任期満了(来年3月19日)に伴う市長選について来年2月15日告示、同22日投開票の日程で行うと発表した。選挙まですでに1年を切っているが、現段階では出馬に向けた具体的な動きはみられず、複数の名前が挙がっている。今後、調整を経て顔ぶれが固まっていく。(9面に関連)
現職4期目の中山義隆氏(57)をはじめ与党系では長山家康(37)と我喜屋隆次(48)、髙良宗矩(27)の市議3氏。野党系では、前回市長選で擁立された市議の砥板芳行(55)、玉城県政を支える県議会与党の次呂久成崇(50)の2氏が有望視される。ほかに大道夏代氏(56)の名前も取りざたされている。中立系では箕底用一氏(43)に意欲がある。
与党の自民党は現職の意向を考慮しながら人選作業を行うとみられる。このため中山氏の進退に注目が集まっており、中山氏は3月定例議会一般質問で1期目の公約に掲げた多選自粛条例の撤回を表明したことから周辺では続投を目指すとの見方がもっぱら。
一方、兼ねてから県議選や市長選の候補に名前が上がる我喜屋、長山両氏のうち長山氏は市長選を見据えて前回2022年の市議選に「議員生活の集大成」として臨んだ経緯があるが、取材に「ありがたいことに(出馬を推す)声はいただいている。ただ、組織としては現職の意向が優先される」と慎重姿勢をみせる。
また、市議1期目の髙良氏は「市民の方から声があるのは事実。出る出ないではなく、ありがたく受け止めたい」と述べるにとどめている。
対抗する野党側は、各団体・組織と調整を図りながら候補者選考を進めていくことになりそう。有力視されている砥板氏は「一人で決められることではないが、各層から期待の声をいただいているので、しっかり応えられるようにしたい」としている。
次呂久氏は「私の名前が出ているのは承知しているが、正式決定ではない。われわれは団体を立ち上げて選考委員会の中で人選を協議していくことになるだろう」との見通しを示した。
市議会で中立的立場をとる箕底氏は「日に日に声をいただいているので、支持者の方と情報交換や分析を行って支持体制の確立などを考えていく。現市政で長期政権の弊害は出ている。そのあたりを市民の皆さんがどう判断するかになるだろう」と話した。
市選管によると、3月1日時点の有権者数は3万9498人(男2万1人、女1万9497人)。
市長選の期日は7日の市選管定例会で四つの候補日から決まった。公職選挙法では市長選は任期が終わる日の前30日以内に行うことと規定されていることから、市選管は①2月22日(同15日告示)②3月1日(2月22日)③3月8日(同1日)④3月15日(同8日)を検討、①が特に懸念事項がないため最も適用と判断した。
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