一時停止や安全確認を
- 2025年04月05日
- 地域・教育
春の全国交通安全運動出発式
2025年春の全国交通安全運動が6日から10日間の日程で始まるのを前に石垣市交通安全推進協議会(会長・中山義隆市長)は4日、市役所市民広場で出発式を行った。「てをあげて くるまにおしらせ ぼくはここ」をスローガンに全国一斉に運動を展開する。
今回は▽こどもをはじめとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践▽歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進▽自転車・特定小型原動機付き自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの順守の徹底―を全国重点に置き、街頭指導や飲酒運転根絶活動、二輪車マナーアップ作戦などに取り組む。
八重山警察署によると、ことしの管内の人身事故は2月末現在で7件、うち1件は死亡事故となっている。事故の多くは交差点で発生。一時停止や安全確認など基本的なルールが守られていないことが主な原因となっている。重大事故につながるおそれのある飲酒運転では7人が検挙されている。
あいさつで同協議会副会長の知念永一郎副市長は「多発するレンタカー事故の防止や飲酒運転根絶へ向け、みなさまの協力のもと交通安全運動、啓発活動に取り組む。一人一人が交通ルールを守り、思いやりのある交通マナーを実践し、家庭、職場、地域で模範となり交通安全運動を盛り上げてほしい」と呼びかけた。
八重山署の大濱洋一署長は「交通事故の分析結果を踏まえ、交差点や横断歩道での交通指導取り締まりを強化していく」と述べた。
出発式に先立ち先島交通(玉城喬代表取締役)から交通安全グッズの寄贈も行われ、八重山地区交通安全協会の舟道和夫会長は「ボランティア活動で活用したい」と感謝した。
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