国際線が再開した。就航したのは…
- 2025年04月04日
- 不連続線
国際線が再開した。就航したのは、香港エクスプレスとジンエアーで両社とも海外に拠点を置く格安航空会社だ。5月からはチャイナエアラインも飛ぶ予定となっており、八重山と香港、韓国、台湾との距離が縮まる▼地元では早くも島内経済の活性化に期待が高まる。観光関係のある事業者は「島内消費額が高いのは空路からの客。インバウンド観光がさらに盛り上がる」と笑顔を見せる▼空路からの観光客はレンタカーを借りる人も多いという。筆者はグアムでレンタカーを借りたことがあるが、日本と違う交通ルールに戸惑い、一度は逆走しかけたことも。楽しい旅先で事故を起こしては元も子もない▼島内の道路標識は、ほとんどが日本語表記。海外からの観光客は戸惑わないのだろうか。地域や国によっては、左側通行や右側通行など交通ルールも異なる。交通事故には要注意だ。市観光交流協会の高橋秀明副会長も懸念を示した▼観光客が多く集まる地域の住民からは、ごみのポイ捨てやトイレ問題などの課題があると聞く。2次交通不足も残る▼さまざまな課題はあるものの3拠点からの国際線の再開は、島の未来を切り開く新たな一歩となりそうだ。コロナのころに提唱された「量から質への転換」も忘れず、持続可能な観光振興を目指してほしい。(立松聖久)
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