「魅力的な価格を設定」
- 2025年03月22日
- 社会・経済
香港に拠点を置く格安航空会社(LCC)の香港エクスプレス(ジャネット・マオ最高経営責任者)が4月3日から南ぬ島石垣空港に就航するのを前に同社の関係者らが21日、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、定期便就航を報告した。同社の県内への乗り入れは那覇に続く2拠点目、全国では13カ所目となる。6月には県内3拠点目となる宮古島への就航も予定する。
同社が運航する機材は、エアバス社製の小型機A320で、座席数は180席と188席の2タイプ。運航スケジュールは、午前8時35分(現地時間午前7時35分)に香港国際空港を出発し、同10時40分に石垣空港に到着、同11時35分に石垣空港を出発し、午後1時50分(現地時間午後0時50分)に香港国際空港に到着する1日1往復のデイリー運航を予定する。
同社は、2019年の2月まで石垣空港に定期便を就航させていたが、新型コロナウイルスの世界的なまん延により運休。昨年夏には再開の動きはあったものの石垣空港側の受け入れ態勢が整わず断念した経緯がある。
今回は5年ぶりの再開となり、初便は好調な予約率を示しているという。
同社コーポレートプランニング部門でゼネラルマネージャーを務める蔡昀熹氏は「この1年半の間に多くの目的地に就航した。中でも石垣島については『就航はまだか』と客からの多くの声があった。現在はキャセイパシフィックの傘下にあり、以前よりたくさんの送客を行えるのが強みだ。香港の人は石垣島のゆったりとした時間や美しい海などを魅力に思っているのでアピールしていきたい」と強調。運賃については「日々変動するが、納得いただける魅力的な価格を設定する」と話した。
受け入れ業務を担うケイトマン・ザ・スカイ最高執行責任者の高良賢氏は「コロナの影響で撤退を余儀なくされた石垣島に復便となり感謝している。スタッフ一人一人が高い意識と感謝をもって業務にあたり、長期安定的な運航を維持できるように取り組んでいきたい」と述べた。
中山義隆市長は「多くの観光事業者や市民が視界を望んでいた」と歓迎した。
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