今から30年ほど前、大学時代を過ごした…
- 2025年03月22日
- 不連続線
今から30年ほど前、大学時代を過ごした都内で、先に網の付いたスティックを肩に乗せたり手で持ったりする女子大学生をたまにみかけた。その道具がなんだかかわいらしく、おしゃれに映った▼のちにラクロスというスポーツで使うスティックだと知った。テレビで流れたこともあったが、おしゃれ感覚でやっているんだろうなと、気にもとめなかった▼ところが、石垣島で初めて合宿を行った日本大学女子ラクロス部の練習を見たときは驚いた。網に6㌢のボールを入れて右に左にと体を動かして相手を交わす。低い姿勢で地面のボールを取りに行って網で救いあげる。その繰り返し練習だけでもハード▼実践形式のトレーニングでは目と口を守るため専用ゴーグルとマウスピースを着用する。いかに激しくエキサイティングなスポーツであることがうかがえる▼同部は「アルバイト×合宿」で訪れていた(15日付8面)。午前8時~正午はバイト、午後2~6時は練習。これに朝夕の自炊、夜のミーティングとハードな日程▼これも気力も体力があるからこそなせる技。彼女らにとってはバイト代を旅費に充てることができ、人手不足に悩む事業所にとっては人材の補充につながる。次回はぜひ市民も応援できるよう体験会の企画や練習試合の披露を。(比嘉盛友)
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