平久保半島ネット発足

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平久保半島観光地域づくりネットワークの発足式に集まった北部地区の住民ら＝9日夕、伊原間公民館

平久保半島の地図を広げて、自然や文化資源を確認する住民ら＝9日夜、伊原間公民館

持続可能な観光推進へ

　石垣島北部地域（平久保半島）の自然や文化の魅力を発信して持続可能な観光を推進することを目的に「平久保半島観光地域づくりネットワーク」が9日、発足した。地元の平久保半島自治協議会と石垣市観光文化課、八重山ビジターズビューロー（ＹＶＢ）の公的機関が観光分野で連携することになった。

　同半島は、国立公園区域に指定されており、陸域から海域にかけて豊かな自然環境が広がり、その資源を活用した暮らしが根付いている。市とＹＶＢは、伊原間・明石・久宇良・平久保・平野の5公民館で構成する同自治協議会の活動をサポートして協同で地域づくりをしていく。

　発足式は9日夜、伊原間公民館で行われた。環境省は自然、歴史・文化の魅力や価値を紹介し、地域と来訪者を結びつける活動「インタープリテーション」計画を発表。同半島エリアの適正な保全と利活用に向けて自然観光資源、その活用ストーリーを整理し、利用の方向性を示している。

　地域の魅力の意味や価値を理解し、体験を通じて伝えることに重点を置き、▽海岸と漂着物▽サガリバナと保全活動▽歴史と祭事―などのストーリーを描く。これまで地域住民らと5回、意見交換会をして策定を進めてきた。

　発足会の第2部は、地域住民が考える「平久保半島の未来」について意見交換した。地域食材を使用した料理の提供もあった。

タグ：石垣島 , 北部地域 , 平久保半島 , 平久保半島自治協議会 , 八重山ビジターズビューロー , ＹＶＢ

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