野球場屋根新設を可決 石垣市議会
- 2025年03月20日
- 政治・行政
6億2184万円工事請負契約 来春完成、観戦しやすく
ロートスタジアム石垣(石垣市中央運動公園野球場)の屋根新設工事請負契約案が17日、3月定例市議会で賛成多数により可決された。契約額は税込み6億2184万4300円。完成は実質的に来春の千葉ロッテマリーンズキャンプまでとなっている。
同スタジアムのスタンド屋根の新設整備はスポーツを通じた観光交流拠点の形成に向けた環境の機能強化が目的。市は整備に伴って、利用者数(観光客数)の「増加が図られる」と効果を挙げている。
整備の特徴としては、内野スタンド屋根の新設による観戦環境の機能強化、日差し・降雨時の傘等利用による視認性影響の緩和・改善。
工事内容は、バックネット裏の内野席に膜状の屋根を設置するもの。屋根の面積は577平方㍍。工法としては球場の外に支柱を立てて、スタンド側へ膜を張る。
工事は指名競争入札で㈱大米建設八重山支店(桜井忠男支店長)が落札。議会の議決を持って本契約する。
市議会本会議では質疑を受け名嘉地長三都市建設部長が価格について説明。
屋根設置工事は、2023年度に事業着手。当初は22年度に実施した陸上競技場のメインスタンド建屋に設置予定の屋根の積算をベースに、野球場スタンド屋根を工事費2億5千万円で出した。ただ、物価高や人件費上昇、積算基準単価も上がったため、昨年6月、12月定例議会で増額補正した。
費用は、国庫補助の沖縄振興特定事業推進費が8割、残り2割は市が起債で対応する。
市の説明によると、県の所管部局による許認可に時間を要したため、入札スケジュールがずれこんだという。
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