多彩な演目に盛大な拍手 石垣市民総合文化祭
創立30周年記念第27回石垣市民総合文化祭(石垣市文化協会主催)は15日、石垣市民会館で開幕した。初日は大ホールで舞台の部が行われ、三線や箏、太鼓、民俗舞踊、武道、すまむになど16演目を披露、観客からは盛大な拍手が送られた。展示の部は16日まで大ホールロビーと展示ホールで行われる。(後日、写真特集)
舞台の部は、八重山古典民謡保存会による「八重山上り口説」で幕開け、光扇会宇根佳代子八重山舞踊稽古道場が舞った。
八重山古典音楽孫明流太鼓の会は「世果報節」を打ち鳴らし、石垣女声コーラスあかようらは「この街で」と「島唄」を伸びやかに歌い、会場を魅了した。
光扇会黒石髙子八重山舞踊研究所が「千鳥節」「夜雨節」、石垣市民踊愛好会が「自分で選んだ道」、八重山舞踊勤王流祥吉千代乃会宮城千代舞踊研究所が「与那覇節」「弥勒節」を次々と発表した。
後半の第2部は箏曲「八重山育ち」で始まり、屋比久流八重山拳法王道会総本部道場の演武、光扇会大浜治子八重山民俗舞踊研究所の「大浦越路節」、真地米子太鼓研究所の「黒島口説」が披露された。
特別出演として2024年度すまむにを話す大会の最年長出場者・大田守さんと第29回しまくとぅば語やびら大会に石垣市代表として出場した仲間大将さんが登場した。大浜村古謡愛好会が伝統芸能「角皿(スヌザラパーシィ)」を演じた。最後は全員の「弥勒節」と「やらよう節」で締めくくった。
石垣市文化協会の新城知子会長は冒頭のあいさつで「『継承・発展・創造・交流』の当協会の理念を経糸とし、『今』を生きる私たちの思いを緯糸として織り込んだ綾を次世代へしっかりとつないでいく」と決意した。
展示の部では絵画や写真、書、陶芸などの作品が並べられている。
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