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下水道料金、10年後2.2倍か 新年度給食の米価格1.5~1.8倍

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帯状疱疹ワクチン定期接種へ

 3月定例石垣市議会(我喜屋隆次議長)の一般質問は14日、石川勇作、内原英聡、仲間均、平良秀之の4氏が登壇した。石垣市は下水道料金を現行から2026年度、30年度、34年度に各40%の段階的な増額改定を検討している。下地敏之建設部長は内原氏の質問に「下水使用料の水準について今後、審議されていく」と認識を示した。

(8面に関連、9面に質問要旨)

 内原氏は、40%ずつの料金引き上げについて「現行から26年度140%、6年後に180%、10年後220%値上げというパターンになる」と指摘。後呂仁紀下水道課長は「案の段階」と念押しして、令和17(2035)年度以降に経費回収率100%を目指しながら「急激な利用者負担とならないよう段階的に改定するパターンで対応予定」と見解を示した。

 石川氏は、沖縄県学校給食会が25年度に給食用の米の大幅な値上げを予定していることについて、石垣市内の給食や保護者負担分への影響をただした。翁長致純教育部長は、同給食会から購入している玄米価格が新年度に1・5~1・8倍になるため、「約2倍の改定となれば価格改定は甚大」と懸念。他の食材も高騰する話が出ているため「児童生徒に影響ないようにしたい」と対応する考えを示した。

 仲間千加史教育総務課長は、石垣市の給食費に補助を入れて「保護者の負担分は現在も年額で、小学生は5148円減額の2万9700円、中学生は6402円減額の3万3千円とする」と保護者の負担軽減について説明した。

 平良氏は、帯状疱疹ワクチンの助成制度の取り組みについて質問。大城智一朗市民保健部長の答弁によると、25年度から始まる帯状疱疹の定期接種は、対象がその年度内に65歳を迎える人、60~64歳で人免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な人。25年度から5年間の経過措置として、その年度に70歳から5歳ごとに100歳までも対象になる。25年度に限り100歳も対象。

 ワクチンは生ワクチンと組み換えワクチンの2種類。生は約1万円、組み換えは約5万5千円。

 市は現在、定期接種の自己負担額について八重山地区医師会と意見交換をしている。今後、財政部門との調整を経て準備が整い次第、定期接種を開始する予定。時期は確定していない。

  • タグ: 3月定例石垣市議会下水道料金米価格
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