シャトルバス運行にめど
- 2025年03月13日
- 政治・行政
幼保給食提供、4月開始へ
3月定例竹富町議会(大久研一議長)は12日、一般質問を行い、﨑枝裕次、前津芳生、宮良道子、三盛克美の4氏が登壇した。町はユーグレナ石垣港離島ターミナルと県立八重山病院を結ぶシャトルバスの運行に向け、市内バス業者と調整を進めている。町内幼稚園と保育所の毎週1回の給食提供については4月開始を予定している。
八重山病院を受診する町民は各島朝一便の船で来島することが多いが、到着する午前9時半ごろのバスがなく、アクセスの悪さが指摘されてきた。町は路線バス事業者へ時刻表変更の調整を求めたが「厳しい」と回答があっため、他事業者と協議、うち1社がシャトルバス運行に前向きな回答を示した。
開始時期は未定だが、現在町は時刻表作成や委託料確保に動いており、今後は乗降場所となる離島ターミナルと八重山病院の管理者との調整も行う。小濵啓由政策推進課長は「町民が利用しやすい交通形態を考えており協議を進めている」と述べた。宮良氏への答弁。
幼・保の給食提供は各施設で調理員が確保できたため4月から開始する予定。町によると、食品衛生責任者は各保育士が務め、必要な講習受講は終えている。メニューは現場職員が作りやすい「丼もの」を想定しており、今後拡充する場合は管理栄養士を配置する考え。新さとみこども未来課長は「ならし保育等で保育士の負担もあると思うが、4月の早い段階で給食を提供できるよう準備を進めている」と理解を求めた。
アレルギーのある子どもへの対応については事前に配布する献立表を確認し、食べられないメニューがあれば自宅から弁当を持参するよう保護者に呼びかけている。軽度なアレルギーであれば一部食材を除去して提供する方針。取り上げた三盛氏は保育士の負担増とならないよう要望した。
拠点産地認定を受けている西表島産パインの販売促進を目的とした「ピーチパインまつり」を4月26日に西部地区で開催する。西表地区パイン生産組合と町などが連携して実施する。また、5~6月にユーグレナ石垣港離島ターミナルでの試食会も予定している。
4月には同じく拠点産地認定を受けている西表島産カボチャのセールスも企画しており、生産農家やJA職員、前泊正人町長らが東京の豊洲市場、淀橋市場へ出向いてPRを行う。横目剛弥農林水産課長は「拠点産地としてPRしたい」と述べた。﨑枝氏への答弁。
今年度から実施しているセリ出荷に伴う輸送費の約3分の1を助成する補助事業は次年度も継続する。今年度上半期の実績は10件で金額は25万4000円を支出。下半期に関しては3月セリまでを対象としており、横目農林水産課長は「セリ後に申請していただければ」と呼びかけた。前津氏への答弁。
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