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東北地方沿岸部を中心に未曽有の被害を出した…

 東北地方沿岸部を中心に未曽有の被害を出した東日本大震災の発生から3月11日で14年になった。地震と津波などで死者1万5000人、行方不明者2520人。2万7600人がまだ避難生活を送っているという▼発生した11日には、被災地のほか、石垣市内でも八重高PTAOBでつくる八重盛48の会が、真栄里公園内にある「岩手 絆 石垣」顕彰碑の前で、追悼式を開催。地震発生時刻の午後2時46分に黙とうをささげ、被災者を追悼した。(12日付8面)▼石垣市も市役所で東日本大震災の写真と映像展を開催。被災直後の各地の惨状の写真を掲示し、大震災の風化を防ぐとともに自然災害への備えの必要性を訴えている▼筆者も、震災後、石垣・岩手かけはし交流協会の関係者とともに岩手県で手つかずの被災状況を直に見ているだけに、3月11日が来るたびに当時見た被災地の惨状の記憶がよみがえる▼震災後14年が経過し、目に見える被災地の復興も徐々に進んでいることだろう。その一方で、人々の震災の記憶の風化が心配だ▼八重山地方でも昨年4月、台湾東部沿岸で起きた地震で津波警報が発令され、大勢の市民らが高台に避難した。過去に明和の大地震で大勢の命が失われた歴史もある。3・11で自然災害への備えを再確認したい。(下野宏一)

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