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3高校きょう卒業式

左から13年皆勤の橋本羽舞穂さんと平田つぶらさん、12年皆勤の川島波瑠さんと宮良安慧さん=2月28日、八重山高校

左から13年皆勤の橋本羽舞穂さんと平田つぶらさん、12年皆勤の川島波瑠さんと宮良安慧さん=2月28日、八重山高校

14年皆勤の増子雅久さん(右)と12年皆勤の上里優來さん=2月28日、八重山商工高校

13年皆勤の田盛悠祐さん=2月28日、八重山農林高校

7人が12年皆勤賞 兄弟5人目や14年も

 1日の県立八重山3高校卒業式で表彰される3カ年皆勤の生徒たちのうち小学校からの12年皆勤が7人いる。中には兄弟5人目の13年皆勤や幼稚園教育2カ年を含む14年皆勤を達成した生徒も。感染症などによる公欠を除いて義務教育課程から1日も休むことなく通い続けて学び舎を巣立ち、それぞれの道を歩みだす。

八重高4人

 八重山高校では平田つぶらさんがへいしん幼、平真小、石垣第二中、橋本羽舞穂さんがへいしん幼稚園、平真小、大浜中からの13年皆勤。川島波瑠さんが大浜小、大浜中、宮良安慧さんが新川小、石垣中からの12年皆勤。いずれも大学に進学する。

 このうち平田さんは姉1人、兄3人に続くきょうだい5人目の13年皆勤。「きょうだい全員で達成できてうれしい。八重山毎日新聞の配達をしていたので午後8時就寝、午前4時起床の早寝早起きができた。大学でも皆勤を狙いたい」と充実した表情。

 橋本さんは「時に送り迎えもしてくれたおじいちゃん、おばあちゃん、両親のおかげ。将来は地元に役立つようなことをしたい」、川島さんは「普通に学校が楽しかった。両親の支えもあった。将来は困っている人を助けられるような仕事をしたい」、宮良さんは「しんどいときもあったが、親のおかげで頑張ることができた。栄養のある食事を心がけた。将来は世界自然遺産巡りをしたい」と語る。

八商工2人

 八重山商工高校では観光コースの増子雅久さんがみやなが幼(2年)、大浜小、大浜中からの14年皆勤、情報ビジネスコースの上里優來さんが大浜小、大浜中から12年皆勤。

 増子さんは「皆勤だったら新聞に載るんだよ」との母のひと言がモチベーションに。高校では宮良からの通学途中で自転車がパンクしたり、バスを逃したりとハプニングもあったが「やっとゴールできる。めちゃくちゃうれしい」と喜び、「進学先の家にこの賞状を飾って、大学でも変わらず18年皆勤を目指したい」と決意新た。

 上里さんは朝が苦手で中学時代までは毎朝母に起こしてもらっていたといい、「10回のアラームより1発の母の声」と感謝。増子さんとは中学からともに皆勤を目指してきた仲間で「2人で達成できてうれしい」と喜ぶ。県内の大学に進学予定で「努力を継続していきたい」と抱負。

八重農1人

 八重山農林ではフードプロデュース科の田盛悠祐さんがおおはま幼、大浜小、大浜中から13年皆勤。「早寝早起き」と「栄養補給」を心がけた。高卒後は中国四国酪農大学校に進学する。「毎日、時間内にいつも通り学校に行っただけ」と振り返り、「将来は石垣島で繁殖農家として全国のブランド牛の素牛をつくり、経産牛を自家ブランドにしていきたい」と夢を描く。

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