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明石小70周年で記念ソング

出来上がった記念ソング「みんなのアカシ」を練習する児童ら=27日午後、明石小学校多目的教室

出来上がった記念ソング「みんなのアカシ」を練習する児童ら=27日午後、明石小学校多目的教室

卒業生の宜保さんが制作に協力

 明石小学校(神谷貴子校長、児童15人)は、来年12月に迎える同校の創立70周年を記念する曲を同校出身の三線ソングライター・宜保和也さんの協力を得ながら制作した。歌のタイトルは、2年生の中村幹さんが提案した「みんなのアカシ」に決定。歌は4番まであり、学校や地域の伝統行事、自然の風景、動植物、人の温かいつながりなどをテーマとした歌詞が軽快で伸びやかな曲調に乗せて表現され、イントロなどのメロディーはアカショウビンの鳴き声が表現されている。

 同校は、1955年9月に大浜教育区立伊野田小中学校明石分校として創設。同年12月5日に開校した。63年には大浜教育区立明石小学校。72年には現在の石垣市立明石小学校に改称した。創立30周年には、同校の教育目標「三力一心」の記念碑が建立された。

 宜保さんは1997年に同校を卒業。数年前には、あかし幼稚園の園歌を作ったこともあり、今回、記念ソング制作に協力することとなった。

 作曲した宜保さんが同校の校歌のメロディーや歌詞の一部などをアレンジして1番と4番に歌詞を付けた。3番と4番は、事前に児童や保護者、同校職員の意見を聞きながら大枠を作り、27日は同校の児童全員を集めて、最後の仕上げ。同校の校訓「三力一心」や地域の伝統エイサー、明石の風景などが取り入れられた。

 タイトルは、宜保さんがいくつか候補を準備していたが、2年生の中村さんは「一人だけの明石じゃなくてみんなの明石なので『みんなのアカシ』がいいと思う」と提案。児童と同校職員による多数決により採用された。

 記念ソング完成後は、宜保さんのギターと職員のピアノに合わせて合唱。児童らは大きな声で完成したばかりの曲を練習した。

 宜保さんは「児童全員が積極的に参加してくれた。創立記念式典では児童らと一緒に歌いたい」と話した。

 神谷校長は「明石も今年入植70周年を迎える。学校だけじゃなく地域の歌として定着してほしい」と明石地区で歌い継がれることを期待した。

 同校の創立70周年記念式典は12月7日を予定している。

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