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石垣島子ども応援PJ始動

八重山商工高校野球部を題材とした映画の製作を発表した石垣島子ども応援プロジェクトのメンバーら=26日午後、紫電舎

八重山商工高校野球部を題材とした映画の製作を発表した石垣島子ども応援プロジェクトのメンバーら=26日午後、紫電舎

八商工甲子園出場の映画化を計画
スポーツ環境整備や遠征費へ

 石垣島の子どもたちがスポーツで島内外問わず活躍できる環境づくりを目指す「石垣島子ども応援プロジェクト(PJ)」が始動した。地元YouTuberの呉島英男さんをリーダーとする同プロジェクトでは、最初の取り組みとして2006年夏に沖縄の離島から初となる甲子園出場を果たし、島を感動の渦に巻き込んだ八重山商工高校野球部の快進撃の映画化だ。収益は子どもたちがスポーツを行うための環境整備や遠征費などに充てられる。

CFで資金調達

 プロジェクトでは、指導者不足や資金調達、優秀な選手の島外流出などの課題に対し、指導体制の強化による選手の育成や持続可能な収益モデルの構築にも取り組み、将来的には、バスケットボールやブラスバンドなど支援の輪の広がりを目指す。

 最初の取り組みとなる映画制作には、佐々木希さんが出演した「サンゴレンジャー」や野球漫画を原作とした「ルーキーズ」などを手掛けた中前勇児氏を監督として起用。八重山商工の当時の野球部監督・伊志嶺吉盛氏や同部出身で千葉ロッテマリーンズで活躍した大嶺祐太氏にも協力を依頼する。

 映画製作に必要な資金は約1億円。4月開始予定のクラウドファンディング(CF)を活用して調達する。映画は、来年の公開を目指しており、キャストや脚本などを調整中。オリジナルグッズの販売なども含めた収益金を子どもたちの部活などの費用に活用する。

 プロジェクトは、呉島さんのほかに当時、八商工野球部員として甲子園に出場した経験を持つ新城永人さんやパイナップル農家で少年野球チームの監督を務める大嶺政弥さん、スポーツ選手を診る機会が多い鍼灸師の町田宗士さんと久高智晃さんの5人が昨年末、立ち上げた。

 呉島さんは「収益を野球だけでなく、スポーツなどを頑張っている子のために役立てたい。島の子どもたちが夢をかなえられるための環境づくりもサポートしていきたい」と意気込みを語った。

 同プロジェクトでは、新たなメンバーも募集している。問い合わせは新城さん(080―2745―2266)まで。

  • タグ: 石垣島子ども
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