八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

黒島牛まつり大盛況

雨のぱらつく天気にもかかわらず大勢の人が詰めかけた第32回黒島牛まつり=23日午後、黒島多目的広場

雨のぱらつく天気にもかかわらず大勢の人が詰めかけた第32回黒島牛まつり=23日午後、黒島多目的広場

夢の牛抽選会で見事、子牛1頭を射止めた渡邉美咲さん=23日午後、黒島多目的広場

多彩なイベント楽しむ

【黒島】地域が主導する島おこしとして続く第32回黒島牛まつり(同実行委員会主催)が23日、黒島多目的広場をメイン会場に開かれた。島内最大イベントの牛の祭典に島内外から約2000人(主催者発表)の家族連れや観光客が会場を訪れた。昨年、初めて催された「ハートの島でLOVEマッチング」や恒例の牧草ロール転がし、アームレスリングなど多彩なイベントが行われ、祭りの目玉となる牛1頭が当たる抽選会では、会場全体が大きな盛り上がりを見せた。

 メイン会場のステージは、黒島の子どもたちでつくる「Heart Step」によるHIPHOPダンスで幕開け。八重山民謡三大大会覇者の宮良あゆみさん、島仲久enjoy倶楽部のライブのほか、八重山の外来種問題を伝えるクロちゃん、シマちゃんショーが披露された。保育園児による「ちびっこアブジャーマ」では、かわいらしい姿に会場から盛大な拍手が送られた。

 6年ぶりの「KUROSHIMA COLLECTION REVIVAL 2025」では、島民らが趣向を凝らした衣装を身にまといランウェイを歩いた。黒島小中学校の伊藤舞教諭は人魚の姿で登場。「海が汚れて人魚やウミガメが困っていることを伝えたかった」と話した。

 サブ会場では、牛の体重当てクイズやロールペイントなどのブースが設置された。

 図画コンクール請福社長賞には金城沙羅さん(黒島小3年)、請福賞には小倉海音さん(同6年)と小倉朔仁さん(同2年)の作品が選ばれ、請福酒造の漢那憲隆社長から記念品が贈られた。夢に出てきたという虹色の牛2頭を描いた金城さんは「賞が取れると思っていなかったので驚いた」と笑顔を見せた。

 ハートの島でLOVEマッチングには、34人の男女が参加。成立したカップル4組には、記念品が贈られた。

 グルメコーナーでは牛汁や牛そば、牛丼、牛のモモ焼きのほか、初物となるアーサで作った汁やそばなど島の特産品を使った料理が並び、昼食時間には長蛇の列ができた。

 3月10日の発売を前に「沖縄黒島の塩」も先行販売され、多くの人が新たな黒島の特産品を買い求めた。

 恒例の「夢の牛抽選会」で見事、子牛1頭を射止めた渡邉美咲さん(30)=小浜島=は「牛を当てたいと思っていたけど本当に当たって、うれしいけど困惑している。一生分の運を使い果たした気分だ」と笑顔を見せた。

  • タグ: 黒島牛まつり
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    PrevNext
    2025年 4月
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930   
    キーワード検索フォーム