石垣市25年度当初予算案が上程
- 2025年02月20日
- 政治・行政
石垣市の2025年度一般会計当初予算案が過去最大の402億5560万円(前年度比29億7392万7千円、8%増)に上ることが19日、石垣市議会議会運営員会(仲間均委員長、委員10人)の中で分かった。21日に開会予定の3月定例石垣市議会(我喜屋隆次議長)に上程、審査される見通し。
当初予算として過去最高になる主な要因を目的別歳出予算でみると「民生費」が139億7807万円で前年度比5億9804万円(4・5%)増となっており、歳出予算に占める割合が34・7%と最も大きい額となっている。増額の理由としては、児童手当支給事務15億9642万円、児童運営費(認可保育園施設運営委託)31億2666万円の増加によるもの。
続いて「総務費」が65億4562万円。同12億2335万円、23%の増。歳出予算に占める割合の16・2%となる。これは、寄附金(ふるさと納税等)増額見込によるまちづくり支援寄附金事務事業、「尖閣1945」映画制作委託の計上で石垣市尖閣諸島事務事業などの増によるもの。前年度と比べて衛生費を逆転した。「尖閣1945」製作業務委託は随意契約(契約額1億9997万円)の議案も提出する方針。
一方、「衛生費」は56億7162万円。同2億1059万円(3・9%)増で、歳出予算に占める割合が14・1%。これは、最終処分場維持管理費の増額などに起因している。
「土木費」39億1765万円は、下水道事業特別会計への操出金13億4770万円、旧空港跡地線無電柱化工事2億2千万円などの増額により、前年度比4億2807万円(12・3%)増える。
また、歳入では「市税」68億2927万円(前年度比5億3524万円、8・5%増)、「国庫支出金」95億3372万円(同13億4480万円、16・4%増)、「繰入金」30億6696万円(同8億3513万円、37・4%増)などとなった。歳入の不足分として「財政調整基金」から21億5974万2千円を繰り入れる編成を行った。
定例会は21日に開会し、今年度の補正予算案、新年度予算案などを各常任委員会で審査、一般質問をはさみ最終本会議は3月17日を予定。
今定例会で市当局は、24年度補正予算案8件、25年度予算案8件、条例案15件、その他議案3件、報告2件、諮問1件を上程予定。
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