上地さんジェラート特別賞
- 2025年02月18日
- 社会・経済
石垣産黒糖+塩+ピスタチオ
石垣市字石垣でジェラート店「寿五八(じゅうごや)」を営む上地洋希さん(38)が、ジェラート発祥地のイタリアで1月18~22日開催された世界最大級と言われる製菓関連の国際展示会「SIGEP(シジェップ)」に自作ジェラートを出品し、審査員特別賞を受けた。
ジェラートのコンテストはイタリアジェラート協会の主催で▽シャーベット▽自由▽課題素材▽アイスケーキ―4部門。上地さんはアイスケーキを除く3部門に7点を出品した。このうちの1点は石垣島産黒糖と「石垣の塩」にピスタチオを加えたジェラート。
各部門で10位以内の入賞はならなかったが、7点すべてが「イタリアでも通じるレベル」などの評価を受けて特別賞に選ばれた。
上地さんは2023年7月、ジェラート店をオープン。同年11月には、ジェラートの本場イタリアに出向いて研修を受けるなど技術を磨いてきた。今回、「自分のジェラートがどこまで通用するか試したい」と初めてエントリーした。
特別賞に「次のステップとして各部門で入賞できるよう挑戦していきたい。島の素材を使ったジェラートを増やし、ネット販売などを通して石垣島を日本にアピールできたら」と先を見据える。
店名の「寿五八」は、母方の祖父、故・新村政二さんがかつて旧市役所近くの新栄大通り沿いに構えていた食堂からとった。祖父は58歳で開店したことから「寿五八(じゅごや)」と名付けたが、客から「じゅうごや」と呼ばれるようになり、それが定着していったという。73歳で閉店した。
上地さんは「大好きだった祖父が残した店名を復活させたいと思っていた。ことし3月にはソフトクリームなどを販売する新しい店もオープンするので、祖父のメニューも復活させたい」と話している。
上地さんは新川出身。八重山高校を卒業後に上京。24歳まで歌舞伎の着付師として働いた後、都内のピザ店で修行。30歳で帰島し、ナポリピザなどイタリア料理の「ピッツェリアイルトレコルデ」を開業。新たな挑戦として経済産業省の事業再構築補助金を活用して隣接店舗にジェラート店を構えた
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