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日常的にスマムニ(方言)を使いこなして…

 日常的にスマムニ(方言)を使いこなしているつもりだが「共通語の〇〇はスマムニではなんと言う」といきなり尋ねられ詰まってしまうことがよくある▼先日も登野城在の知人から「塩はどこで売っているの」は宮良方言ではどう言うのと聞かれて「マース ヤ ズンガドゥ カーヒル」と答えたら「なぜ売るがカーヒルになるんだろう。登野城でもカーシルと言っている」という▼う~ん、そういえば、買うもカウン、売るもカーフン、買って頂戴もカイヒリャー、売って頂戴もカーヒヒリャー。発音の少しの違いを聞き分け使い分けている。なぜだろうと問われてもうまく説明できない。昔からと言うしかない▼隣の白保村では目と耳を同じミンで発音する。ミンだけでは区別がつかないので、会話では目をムヌミルミン(物を見る目)耳をムヌスクミン(物を聞く耳)と使い分けている。とても合理的な考え方だと感心している▼共通語で言えても方言に相当する語がない言葉がある。その逆も。外来語や流行語などはスマムニでは外国の映画のセリフ訳みたいに意訳、抄訳を試みる。それでもうまくいかない時は、そのまま取りこむ▼さて今回は宿題「売り言葉に買い言葉」直訳だと「カーフムニ カウムニ」これでは意が逸れ力不足。どなたかご教示を。(仲間清隆)

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