「燃やすごみ」飽和状態 焼却炉2炉が稼働停止
- 2025年02月15日
- 社会・経済
石垣市クリーンセンター ごみ減量化へ「協力を」
現在、基幹改良工事中の石垣市クリーンセンターで、先月中旬から始まった電気系統の工事で「燃やすごみ」を焼却処理している焼却炉2炉が稼働停止し、同センター内でごみの保管場所が飽和状態になりつつある。市環境課は、各家庭や事業所で排出するごみの減量化へ協力を求めている。
同センターでは、基幹改良工事に伴い1号炉を修繕中。2号炉で燃やすごみを焼却している。しかし、毎年この時期に2炉とも電気系統の共通工事を行うため、ことしは1月中旬から2月末まで焼却を停止する。
焼却炉手前のセクションでごみをためる「ごみピット」は焼却停止後、200㌧近いごみで満杯状態になり、新しく搬入されたごみは同センター敷地内のストックヤードで仮置きしている。
同課施設係の佐和田誠係長は、持ち込み量を少しでも減らすために「ごみの減量化」への理解と協力を呼び掛けている。ストックヤードには先月末ごろから燃やすごみがため込まれ、2週間ほどで300㌧近くが山積みされている。
また、屋外には木材、布団、衣類なども大量に積まれている。同センターはことし3月から焼却を再開するが、生ごみを含む燃やすごみを優先的に処理して、布団や木材に手をつける。施設内でため置きしているごみが完全に処分されるには、2カ月ほどかかる見込み。
同センターに燃やすごみを持ち込むには事前予約が必要。昨年10月から市環境課(82―1285)で受け付けている。搬入の当日予約は不可。
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