白保 19年ぶり総合V
- 2025年01月13日
- スポーツ
八重山毎日新聞創刊75周年記念第49回八重山毎日駅伝競走大会(主催・八重山毎日新聞社、主管・八重山郡陸上競技協会)が12日、石垣市中央運動公園陸上競技場を発着点に石垣島を東回りに1周する前半8区間28・9㌔、後半7区間42・9㌔、計15区間、71・8㌔のコースで行われ、前半2位、後半2位の白保が19年ぶりに総合優勝に輝いた。2位は後半優勝の平得、3位は真栄里だった。前半優勝は波照間、躍進賞は前回から42分36秒タイムを縮めた西表が輝いた。男子最優秀選手には最終15区で圧巻の走りを見せ後半優勝に貢献した平得の砂川大河、女子同にはチームを総合優勝に押し上げた白保の山本幸野が獲得した。
晴れ間も広がり、最高気温17度と絶好の駅伝日和となった同日。選手らは沿道からの声援を背に、地域代表の誇りをかけ、序盤からしのぎを削った。
前半は1区、6区、8区の3区間で区間賞を獲得した波照間が強さを見せた。1区の佐事伊央里(波照間)は3㌔付近から独走し、2位に1分40秒差をつける力走。4区では登野城の髙屋結愛にトップを譲ったが、5区では通事洋平(波照間)が石垣空港付近で再び先頭に。6区の佐事侑里(同)、8区の石仲諒翔(同)は後続との差を広げ、前半優勝のゴールを切った。2分半差で白保、3分半差で真栄里と続いた。
勝負の後半は先頭が5度入れ替わる混戦模様となった。玉取崎バス停スタートの9区は西表の鈴木琉偉が序盤から独走。10区では大川の長田紀輝が5人抜きの快走で先頭に立った。12区は登野城の平良幸翼が前を走る大川を逆転してトップを走った。
14区では平得の森田駿太が力走し、アンカーの砂川大河へ。砂川は他を寄せ付けない圧巻の走りで独走し、そのまま後半優勝のゴールを切った。
白保のアンカー迎里慈詠は平得・砂川との差を1分20秒にとどめる粘りの走り。前半、後半の総合タイムで首位を守り、総合優勝を決めるゴールテープを切った。
今回から前半のゴールが玉取崎バス停となったほか、伊原間と川平集落には入らず、国道390号線から県道79号線を通るコースに変更。ランナーらは新たな区間、コースを全力で駆け抜けた。
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