このコラムを書きながら、自分の20歳の頃を…
- 2025年01月10日
- 不連続線
このコラムを書きながら、自分の20歳の頃を思い返しています。あれから四半世紀以上が過ぎました▼時には慌ただしく時には穏やかに。そんな日々を重ねる中で気づいたのは、人生の歩みは誰もが違っていいということ。それは20歳という門出の日も、同じなのです▼私が20歳の頃は、バブル経済が崩壊した時期。希望に胸を膨らませながら成人式に参加したことを思い出します。でも、その後の人生は、必ずしも思い描いた通りには進みませんでした▼このコラムを読んでいる人の中には、華やかに20歳を迎えた人もいれば、静かにその日を過ごした人もいたと思います。でも、どちらも等しく人生の長い旅の一歩なのです▼みなさんは、誰も経験したことのない新しい時代の入り口に立っています。先が見えづらく、不安に感じる日もあるかもしれません。だからこそ焦る必要は何もないということをお伝えしたいのです。木々の芽吹きが、決して無理をしないように遠回りも立ち止まることも時には必要なのです。うまくいかないことがあった時は、優しく自分を許してあげてください▼これからの人生で、たくさんの春を迎えることでしょう。その一つ一つが、かけがえのない時となりますように。穏やかな光に包まれた、あなたらしい歩みを願っています。(立松聖久)
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