鳥衝突 5年で197件
- 2025年01月09日
- 社会・経済
八重山3空港 新石垣は全国7番目
航空機のエンジンなどに鳥を吸い込み事故につながる可能性があるバードストライクに関して国土交通省はこのほど、2023年までの発生件数をまとめた。19―23年の5年間で南ぬ島石垣空港(新石垣)は154件発生して全国の空港で7番目に高い水準となった。23年は30件発生し、このうち年間離着陸1万回以上の空港で「離着陸1万回あたりの鳥衝突件数」だと11・2件で全国4番目に多かった。八重山3空港では5年で197件発生した。
新石垣空港の鳥衝突件数は、過去5年間平均で30・8件。年間1万回以上フライトする国内空港の中で、離着陸1万回あたりの衝突件数は23年で出雲空港18件、北九州空港15件、宮古空港12・8件に次ぐ数字となった。
与那国空港は19年―23年の5年間で離着陸数1万回あたりの衝突件数が29・87件で、長くフライトがない波照間空港を除くと全国2番目の水準となった。全国最多は佐賀空港の33・49件。与那国空港の5年間の衝突件数は42件、23年は8件だった。
波照間空港は5年間で19年に18回の離着陸があり、鳥衝突が1件あった。
鳥衝突件数は5年間で東京国際空港(羽田)の計578件が全国最多、平均も同空港の115・6件が最も多い。
全国での鳥衝突件数は23年に1499件(前年比78件増)あり、ニアミス件数は943件(同43件減)だった。鳥衝突は秋に多い傾向があり、23年だと最多が10月281件、次いで9月195件となった。23年の鳥衝突状況は、着陸滑走27・4%、離陸滑走21・4%、滑走路の進入中が20・5%の順に多い。
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