地区園芸協が初出荷
JAおきなわ八重山地区営農センター園芸協議会(美里清矩会長、6部会、120人)は8日、JA磯辺野菜集荷場からゴーヤと花きの出荷を開始した。初荷はゴーヤ375㌔と切り花260本で、カボチャなど野菜類の出荷は3月末ごろから本格化する。今年はゴーヤやオクラなど野菜類で出荷量305㌧、販売額2億3000万円を計画している。関東地方を中心に出荷される。
同協議会は、安定生産・供給により市場との信頼関係を構築し、価格の安定化につなげることなどを目的にゴーヤー生産部会、オクラ生産部会、西表島カボチャ生産部会などで構成される。
JA八重山地区営農振興センターによるとカボチャは西表100㌧、石垣50㌧、オクラは100㌧、ゴーヤは50㌧、インゲンは5㌧の出荷を見込んでいる。
花きはジンジャーや切り花を中心に4万本、360万円を見込む。
このうち拠点産地に認定されているオクラは、昨年4月からJAが共同選果を担い、栽培面積の拡大と収穫量が増大し昨年と同水準の100㌧を計画する。
この日、行われた初出荷式には協議会会員のほか農協、行政、運送の関係者らが出席し、安心安全な農作物を消費者へ届けることなどを誓った。
美里会長のあいさつは東内原辰雄副会長が代読。「生産資材価格の高騰などもあり農業経営が厳しい状況が続いているが、農家は立ち止まるわけにはいかない。これからも良い作物を作り続け、消費者の元に届けることが大切。農業分野に輝かしい一年をもたらすことを願おう」と呼び掛けた。
JAおきなわ八重山地区本部の町田隆本部長が激励のあいさつを述べたほか、八重山農林水産振興センターの森英勇所長や市農林水産商工部の宮良直好部長、竹富町農林水産課の横目剛弥課長(代読)もあいさつし、農業分野の施策で支援する方針を示した。
この後、関係機関の代表が酒と塩でコンテナを積んだトレーラーやトラック4台を清め、全員の万歳と拍手で初荷の出発を見送った。
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