国仲、国際大会V テニスマスターズツアーMT400ドングアン
- 2025年01月08日
- スポーツ
3月の世界選手権へ闘志
2024ITFワールドテニスマスターズツアーMT400ドングアンがこのほど、中国広東省の東莞市で開催され、石垣市の国仲恵亮(42・国仲スポーツLAB)が40歳男子のシングルスとダブルスの2部門で優勝する快挙を飾った。昨年6月に北海道で開催されたマスターズツアーセンコーカップの男子複優勝に次いで2度目の国際大会制覇で、単では初Vとなった。
大会は40歳以上から65歳以上までの六つの年代別に分けられ、男子、女子、混成の単・複各部門で頂点を競った。国仲が出場した40歳男子単には5カ国・地域から18人が出場。1、2回戦を不戦勝で勝ち上がった国仲は3回戦で地元選手のボーチェン(中国)、準決勝で試合経験が豊富な強豪のソ・スンウォン(韓国)をそれぞれ2―0のストレートで下し、決勝へと進んだ。
決勝の相手は昨年6月のセンコーカップでペアを組み、複優勝を飾った太田洋平(WISHテニスクラブ・静岡)。同大会の単では敗れていたが、今回は6―1、4―1と内容で圧倒してリベンジ。日本人対決を制し、大会王者に輝いた。
また太田と組んで挑んだ男子複では準決勝で中国人ペアとフルセットにもつれる接戦の末、頂点に立った。
今後を見据え「海外での経験を積もう」と挑んだ大会で2部門制覇。「緊張もあったがいい状態で試合に入れたことで結果を残せた。海外で勝てたことがうれしい」と笑顔を見せた。
単ではラリーで勝負する展開が得意だが、今大会は「先に仕掛けること」を心がけた。積極的にネットにつめてボレーを決めると、相手のミスも誘い、試合の主導権をにぎった。「受け身にならずに自分から攻めて打ち勝つことができた。(複も)気持ちを前面に出し、最後まで気を抜かずに勝ち切れた」と大会を振り返った。
今回の2部門制覇でITF(国際テニス連盟)のランキングポイントを獲得。今後は国内のみならず近隣のアジア諸国での大会にも出場意欲を見せており「今回でもっとチャレンジしたい気持ちがわいた。3月開催の世界選手権に向けても頑張りたい」と意気込んだ。
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