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自宅近くの銀行で元日から気になる光景が…

 自宅近くの銀行で元日から気になる光景があった。大通り沿いの裏口ドアに、県紙の新年号が袋ごとかかっていた▼3日の昼にはなくなっていたが、銀行の行員が元日のうちに回収しないのだろうか。新聞は紙とインクでできていて燃えやすい。近隣住民として、誰かにいたずらされないかと心配になった▼弊社の那覇支局でも似たようなことがあった。大みそかに数日分のポスト投函(とうかん)された新聞を回収したが、年明けの3日に様子を見ると、新年号が袋ごとドアに引っかかっていた。大みそかの夕方時点で新年号は届かず、回収し損ねてしまったようだ。灯台下暗し。銀行のことをあれこれ思った直後の出来事だったので苦笑い▼さて、新年を迎えて1週間がたった。二十歳の祝い、初セリ、仕事始めと世の中は新たな動きと共に、一年のスタートを切った▼今年は巳(み)年。へびは脱皮を繰り返すことから、新しい自分に生まれ変わる象徴とされる。小欄でたびたび引用している漢字学者・白川静の「常用字解」によると、「新」という字は神の意志で選ばれた木を切り出す行為に由来し「あたらしい」「はじめ」という意味になる▼新年は過去の失敗を引きずらず、新しい自分を目指して歩みを進めたいもの。皆さまにとっても充実した一年になりますように。(玉津盛昭)

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