年が明けた。一線を退いた身の常か、年賀状の…
- 2025年01月07日
- 不連続線
年が明けた。一線を退いた身の常か、年賀状の枚数が年々減ってゆく。出しもせずにあれこれ言う立場にないが、これも時代の流れ。代わってSNSのスタンプ賀状が増えた。同級生らの賀詞には「健康」や「古希」など共通するワードがちらほら▼寄り集まればほとんど「あま病みくま病み」の話に花が咲く。そんなわれら昭和30年生まれは、当年とって70歳、古来稀(まれ)なる年齢を迎える▼人生70年がまれな時代はそう遠くはないらしい。敗戦の昭和20年から22年の日本人の平均寿命は男性50歳、女性54歳というから、今年百年の昭和、感慨深いものがある▼ドキリとさせるニュースもあった。厚労省が発表した「健康寿命」である。寝たきりにならず介護も受けずに日常生活を送れる期間のことで、沖縄県は男性71・62歳、女性74・33歳と、ほぼ全国ワースト▼いまだ古希のわれら、目前に厳しい現実が待ち受ける。今更ながら食生活に運動、健康管理に生活習慣病の改善、あれこれ心を配り、痛いところはメンテして、みすこーみすこー、ともに歩むしかあるまい▼同年生まれ、今なお第一線を疾走する明石家さんまさん。ビギンと作詞をコラボした楽曲に「笑顔のまんま」がある。「そうさ人生 生きてるだけでまるもうけ」。古希も笑顔のまんま楽しもうぞ、友よ。(慶田盛伸)
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