八重山毎日新聞社

　新川字会（宜野座安夫会長）の2025年通常総会が5日、新川公民館で開かれ、祭事日程が承認された。これにより今年の四カ字豊年祭は8月12日（旧暦6月19日）にオンプールのフバナアギ（初穂上げ）、同13日にムラプールのユーニガイ（世ぬ願い）が行われることが決まった。

　総会の冒頭で宜野座会長は「いい年を迎えることができてうれしく思う。役員は去年の総会で承認されて折り返しの中間地点となる。皆さんの忌憚のない意見を聞かせていただき、新年をスタートさせたい」とあいさつした。

　この後、各議案が承認された。活動計画には、豊年祭行事の取り組み強化として大綱引き会場の安全警備対策を盛り込んだ。綱引き前にチェック体制、人員の配置などについて警備計画を作成することにしている。

　このほか新川字誌編集作業の推進、広報版の活用、農畜産物の増進奨励、町内会の強化、地域防災組織の運営と災害時要援護者対策、地域福祉ネットワーク事業の推進などもある。広報版が地区内に27カ所設けられており、町内の連絡を密にし住民相互の連携を図るため積極活用を呼びかけた。

　祭事では豊年祭のほか14のニガイ（願い）を計画している。

　総会に引き続き祝賀会が行われ、飲食と舞台を楽しみながら新年を祝い決意を新たにした。大綱に使用される稲わらを提供している翁長孝夫氏に感謝状も贈った。

　変更のあった役員は次の皆さん。

　▽副会長（祭事）＝上地力代▽育成部長＝金城輪人▽1町内会長＝弓削善和▽2町内会長＝神谷吉光▽カンター棒保存会長＝入嵩西純▽長崎嶽祭事役＝箕底サナエ、友利里枝、大江恵子、嘉弥真一美、知花久美子、當銘知子

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