菊花展 満開楽しみ
丹精込めた400鉢並ぶ
八重山菊同好会(野原裕佳会長、8人)の年末恒例の第57回菊花展示・販売会が28日、大川公民館で始まった。会員7人から出展があり、丹精込めて仕上げたさまざまな菊が会場を彩っている。29日は午前9時~午後3時。
2日間で約400鉢が並ぶ。今回は夏場の気温上昇、11月の日照不足などで生育が悪く、例年に比べて少ない。満開でない菊が多いため、長く楽しむことができるという。
午前9時の開場から続々と市民が訪れた。このうち當山令子さん(59)=字石垣=は「27日の新聞広告を見て朝一番で来た。菊を飾ってよい正月を迎えたい。菊も育ててみたい」と満足そう。
第1回から出品している会員の大底安宏さん(85)は「かつては50鉢くらい出していたが、年をとってしんどくなっているので体力に合わせて今回は8鉢しかつくらなかった。体の続く限り菊づくりをしたい」と話した。
野原会長は「例年は9月末ごろから伸びていくが、10月になっても気温が高かったので伸びなかった。地球温暖化の影響を感じている。会員は少ないが、正月用の菊はニーズがあるので、57年の歴史を絶やさないよう会員を増やしていきたい」と話した。
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