学校から凧(たこ)作り教室を頼まれて悩む…
- 2024年12月29日
- 不連続線
学校から凧(たこ)作り教室を頼まれて悩むのが1時限~2時限で終えたいという要望▼それだと凧作りで大事な凧の大きさに合った均等な厚みや長さの竹骨をそろえるため、講師側で事前に竹を割り、裂き、削り仕上げておく必要がある▼当日は、紙を切り竹骨を貼ったら完成という凧材料一式をお膳立てすることに。これでは、いつまでたっても材料がないと凧は作れない状況のまま▼そこで今年は長い丸、平竹ヒゴ、紙は新聞紙、チラシ、包装紙などを持ち込み、折りがみの手順で凧の形を切り取らせた。素材の大小で凧もまちまち。それぞれの凧骨も丈夫さ重さを考えて選び貼る。続いてシャク(糸目)と尾付けがある。こちらは凧あげの時に風を読み調整できるまでを目標にする。揚げ糸も凧の大きさで細さ太さ丈夫さを考え選ぶ。いずれも体験の多さがものを言う▼凧あげは風の中では走らないが基本。風のない体育館内では子どもたちの走りでおこる風を利用して揚げるのだが習慣で風のある所でも駆け出し、うまく揚げるのに苦労している▼小中校が部活で取り組むなら協力したい。凧の世界(科学、気象、歴史)、骨の作成、紙選び、凧絵、シャクと尾、糸の結び、上手な凧あげ、シャクシメーなどの凧遊び、終了は空の造形創作凧まで一緒に究めませんか。(仲間清隆)
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。
関連するニュース
- 関連するニュースはありません。