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友人の1人は「じゅんにな?」が口癖。…

 友人の1人は「じゅんにな?」が口癖。「本当?」という意味だ。会話中にちょっとでも信じられないことがあると、口をついて出る。そんなときは「じゅんにど」と念を押す▼「じゅんにな」は、語尾を「よ」に変えれば同調する場合にも使えるので便利な言葉▼沖縄語辞典(国立国語研究所編)によると、①正常であること。あたりまえ②本当であること。①の例文には「じゅのーあらん」(あたりまえでない)、②の例文には「あれー、じゅんに、うらんだーやみ」(彼は本当に西洋人か)とある▼これと似たような言葉に「だーる」がある。これもイントネーションを変えればいろいろ使るので便利。「だーる?」「だーるば?」と驚いたり、「だーる」「だーるな」とうなずいたり▼「だーる」は「である」「そうである」から転じた言葉であろう。「であるね」とはっきり言う人もいる▼ことしも残すところ、わずかとなった。年を重ねるごとに1年が早く感じる。これは「ジャネーの法則」と言われている。「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」らしい。つまり、年月の長さは、年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる現象のことのよう。そう言われてみれば「じゅんによ」「だーるな」。(比嘉盛友)

 

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