新垣幸子氏人間国宝認定記念祝賀会 来年1月26日に開催
第1回新垣幸子氏人間国宝認定記念祝賀会実行委員会(会長・中山義隆石垣市長)が25日、市役所で開かれ、来年1月26日に開催することを承認した。実行委は42団体で構成。国重要無形文化財「八重山上布」の保持者(人間国宝)に認定された新垣氏の功績をたたえるとともに今後の活躍と後進の指導育成、八重山の伝統文化の普及啓発を期待して祝賀会を開催する。
第1回実行委では、副会長を務める八重山毎日新聞社の垣本徳一社長の開会のあいさつに続き中山市長が「八重山上布の重要無形文化財指定、新垣さんの人間国宝認定は私どもにとって光栄なこと、島の文化を後世につなげる意味で大変重要なこと。祝賀会でわれわれ地域の誇りである新垣さんの功績と八重山の伝統技術がさらに広がっていくことを期待したい」と述べた。
副会長を務める沖縄タイムス社の武富和彦社長に代わって与那原良彦文化事業本部長が出席、「八重山上布は苦しい歴史の中から美しい伝統技術を花開かせ、その技術を新垣さんが復活させ、日本の宝であると認められた。八重山上布と八重山の伝統文化の価値を県全体で再認識する機会にさせていただきたい」とあいさつした。
同席した新垣氏は「近所のおばあちゃんが紡いだ糸をどうにかしたいと古いものを読み解きながら勉強させてもらった。私も微力ながら若い人のために後継者の育成に頑張っていきたい。私を超えたところで祝賀会をやってくださることはこの上ないこと。私が今後どのように生きていくかを示された気がする」と感謝した。
祝賀会は来年1月26日、アートホテル石垣島で午後4時半開場、同5時開会。会費は5000円。問い合わせは事務局の八重山毎日新聞社(82・2121)と沖縄タイムス社事業局文化事業部(098・860・3588)
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