現職が出馬表明した来年8月の与那国町長選…
- 2024年12月25日
- 不連続線
現職が出馬表明した来年8月の与那国町長選を皮切りに、再来年2月の石垣市長選、5月の竹富町長選と選挙が続く。選挙マニアにとっては楽しい年になる▼選挙では、うわさ話が飛び交うもの。立候補を決めている人は、疑惑が出たら火消しする必要がある。最近どうも気になるのは、石垣市長選のほうだ▼「台湾接待のことどう思っているの?」「警察が動いているの?」。那覇でこんな質問をされることがある。こちらでは特に取材していないので「総額が分かれば終わる話」とだけ伝えている▼市側の一人当たりの支出額は議会答弁にもあるが、台湾企業との会食の総額は分からない。ご存じのとおり「飲食接待」の疑惑が持ち上がっている▼そもそも、政治家には真実を述べる義務の問題がある。この場合、中立の第三者による周到で計画的な事実の確認作業が有効となる。これは私の考えではなく、ドイツの政治学者、マックス・ウェーバーが「職業としての政治」で控えめに指南している▼今のところ現職は「台湾航路実現のため」として、5期目の出馬に踏み切るとみた。老婆心ながら申し上げると、疑惑というものは赤子と同じように、ハイハイからついには二足歩行を始めて一人歩きする。これを阻止するには、誰もが納得する説明が必要になる。(玉津盛昭)
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