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24年度県文化協会賞 2個人1団体が受賞

県文化協会賞功労賞の赤山正子氏(中)、同奨励賞の平良八重子氏(左)、同団体賞の表千家不白流沖縄県支部八重山の知花早苗氏=16日午後、市文化協会事務所

県文化協会賞功労賞の赤山正子氏(中)、同奨励賞の平良八重子氏(左)、同団体賞の表千家不白流沖縄県支部八重山の知花早苗氏=16日午後、市文化協会事務所

赤山氏、平良氏、表千家不白流八重山

 2024年度沖縄県文化協会賞の授賞式が12日、糸満市内で行われ、石垣市文化協会(新城知子会長)から八重山民俗舞踊の赤山正子氏(88)が功労賞、平良八重子氏(71)が奨励賞、表千家不白流沖縄県支部八重山(亀川静枝代表)が団体賞を受けた。赤山氏は功労者代表あいさつも行った。

 赤山氏は黒島出身で10代のころから踊りを始めた。八重山民俗舞踊練場の会主として八重山民俗舞踊の継承・普及と後進の育成に尽力。市文化協会設立時から市民総合文化祭や八重山芸能選、県藝能祭、アジア民俗芸能祭など県・市主催の公演にも積極的に参加している。文化協会の活動歴は30年。

 市文化協会事務所で16日、報告会が行われ、赤山氏は「昔は民俗舞踊は恥だと言われたが、今では各島で踊りが自信をもって大切にされるようになって良かった。民俗文化研究の宮良賢貞先生、屋部憲一先生や家族、生徒に支えられて今日に至っている」と感謝した。

 平良氏は1989年に心拳八重山拳法の道場に入門。同拳法の形と「鷲ぬ鳥節」を融合させるなど独自の武の舞をつくった。文化協会活動歴は23年。「文化協会のおかげで幅広く活動している。行くところが学びの場所になっている」と話した。

 支部八重山は茶道文化の礎を築き、市文化協会の茶道部会として30年活動している。支部主催の定例茶会のほか生年祝いや市民総合文化祭での呈茶会、慰霊祭での供茶などを続けている。会員の知花早苗さん(73)は「会員50人余りでこれからも研さんを積んでいきたい」と決意を新たにした。

 新城会長は「受賞者は島のものを心に置いた活動をしており、市文化協会の誇りになっている」とたたえた。

 県全体では功労賞26人、奨励賞27人、団体賞18団体だった。

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