野底小が創立70周年
- 2024年12月15日
- 地域・教育
野底小学校(大浜覚校長、児童21人)の創立70周年記念集会が14日午後、同校体育館で盛大に執り行われた。1954(昭和29)年に創立した同校の卒業生や在校生、地域住民、教育関係者らが70年の歩みを振り返り、同校や地域の発展、子どもたちの豊かな心が育まれることに期待して節目を祝った。
同校は、54年12月21日に石垣信良初代校長のほか2人の教諭で創立。仮校舎の中で中学生11人、小学生39人と授業を始めたという。同日を創立記念日と定め、55年に野底小学校・中学校併置校となった。多い時は300人近い児童が在籍。
野底地区は琉球政府の移民計画で沖縄本島、宮古島、多良間島等から移住し、美野・越来・兼城・下地・多良間の五集落が誕生。その後、伊土名集落もできた。開拓魂を持った同校の卒業生は800人余。
70周年記念集会第1部の式典で大浜校長は学校目標の「かしこく、やさしく、たくましく、郷土愛あふれる野底っ子」を目指し、校訓の豊かな心のもと、今後も子どもたちの成長にむけて保護者、地域、卒業生らと「チーム野底で一丸となって取り組みたい」とあいさつした。
児童会長の嵩原舞輝さん=6年生=は、さまざまな場面で野底小学校を支えてきた卒業生や地域に感謝。同校で取り組んでいるウミショウブの保全活動や自然学習を紹介し、「ウミショウブは、私たちの自然を大切にする心を表している。とても大切な野底の環境の一部なので、この創立70周年の記念の年にウミショウブのように地域に根差した大切な存在であり続けたい」と誓いを立てた。
石垣市教育委員会の﨑山晃教育長、同校4期生の石川修さん(78)=伊土名集落=もあいさつした。
のそこ幼稚園(9人)、児童21人によるダンスやエイサーで100人以上の来場者を楽しませた。
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