健康長寿伸ばそう 石垣市健康福祉まつり
石垣市民の積極的な健康増進・地域福祉の充実を目的に第32回石垣市健康福祉まつり第41回障がい者週間・市民のつどい(石垣市主催)が7日、市健康福祉センターで開催された。来場者たちは、健康長寿を伸ばすためのプログラムや共生社会の実現を考える体験を通して意識を高めた。(8面に関連)
催しは行政を含めた保健部門19団体、福祉関連15団体などがブースを構え、健康相談や車いす体験会などを行った。
健康チェックでは日本生命が血管年齢測定を実施。人さし指を専用の機器に置いて、血流と脈拍から血管年齢を測定。体験した日本ウェルネス学会の宮田浩二理事長(62)は、実年齢より3歳若い血管年齢に。「日頃から運動をする生活に加えて食事にも気をつけている。ライフスタイルとして無理なく続けることが大切。健康が私の人生の目的ではなく、幸せでよりよい人生を過ごすために健康でいたい」と話した。
健康体操はヨーガ療法、ズンバ、子ども運動会などで盛り上がった。八重山調理師会は島野菜を使った減塩メニューの試食会を実施。プロの料理人が野菜やハーブの健康食を提供した。
ステージでは、就労支援事業所の利用者らがダンスや手話ソングを披露した。視覚障がい者が2本のつえ(ポール)を使って歩く「ポールウオーキング」の体験では、参加者が体の不自由な人への理解を深めた。音訳体験、手話学習もあった。就労支援事業所はドーナツやパン、野菜、手工芸品、せっけん、雑貨類など豊富な品ぞろえで来場者を楽しませた。
父親と訪れた髙橋ゆいさん(9)は県八重山栄養士会八重山支部で推定野菜摂取量を測定し、「標準よりも少し低かった。野菜は食べているつもりだけど足りなかった」と話した。
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