シロアリ騒動で倉庫からいろんな物が出てきた…
- 2024年12月08日
- 不連続線
シロアリ騒動で倉庫からいろんな物が出てきた。その中に結婚披露宴の招待状に挟まれた司会次第があった。自分では告別式の司会のほうが似合うと思い、頼まれると率先務めてきた▼ところが次第を数えてみたら実際には結婚式の司会のほうが上まわっていた。北は青森県弘前市出身の東京の職場の同僚、南は波照間島の同じく職場の同僚の披露宴など▼すべては日本列島を縦断する友人知人に恵まれたおかげ。司会次第に黒々と書き込まれた拙いメモを頼りにどんな進行をし宴を終えたのだろうか、今思うと汗顔の至り▼初めての司会は東京で営まれた青森の友人の披露宴。新郎、招待の親族、友人は津軽弁。早口でしゃべられると理解できない。こちらは石垣島宮良訛りの共通語による司会、うまくいくのか開宴するまで心配だった▼しかし杞憂だった。披露宴が進むにつれ笑いが取れるようになった、私が時々ぽろりと漏らす宮良方言の直訳共通語が津軽弁に共鳴するらしく拍手、中にはコップ酒を持って励ます客も。彼らとは現在もパインや泡盛でつながっている▼一方、同じ司会でも近年の島の葬儀は自宅での告別式が皆無になった。ほとんどが葬祭場で営まれるためにプロの司会が中央仕込みの美辞麗句で淡々と進める。ありがたみが過ぎて面はゆい。(仲間清隆)
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