お年寄り175人、生き生き 八重山地区老人芸能大会
- 2024年12月07日
- 芸能・文化
伝統舞踊、創作ダンス、歌…
第46回八重山地区老人芸能大会(八重山地区老人クラブ連合会主催)が6日、石垣市民会館大ホールで開催された。17クラブから約175人が出演し、地域の伝統舞踊や創作ダンス、歌など多彩な演目を披露した。会員らの家族や友人、地域住民らが駆けつけ満員となった会場からは、演目が終わるごとに盛んな拍手が送られた。
大会は地域性豊かな郷土芸能や創意工夫を凝らした演芸などの発表を通して、老後の生きがいづくりと健康増進を図ろうと毎年開催しており、今回は石垣市から10、竹富町から7の単位老人クラブが参加。大工盛賢会長は「会員が日ごろから楽しんでいる舞踊などを披露する。皆さまの温かい拍手が何よりの励みとなる」とあいさつした。八重山市町会会長の中山義隆市長の祝辞も代読された。
舞台は八老連役員と理事、前役員による「鷲ぬ鳥節」で幕開けすると各クラブが次々と登場。西表島西部からは白浜、祖納、星立、上原が連合老人クラブとして初めて出演した。
第1部では、小浜老人クラブ明朗会の21人が豊かな小浜島の自然や海辺がいつまでも続いてほしいと「海幸小浜島」を発表。黒島老人クラブは、竹富町の無形民俗文化財に指定されている「ハデク舞踊(ハディクマイ)」を滑稽に演じた。白保老人クラブの演目「白保村(さぶむら)」では、舞踊や旗頭で豊年祭を再現した。
第2部は、新川老人クラブ若水会の「さやかに星はきらめき」で始まると新栄町老悠さわやかクラブの「桃里節」、大浜老人クラブ長寿会の「出世街道」、宮良老人クラブ寿会の「さよなら港」などが次々と披露され、最後は真栄里老人クラブ若竹会の安里隆さんらが軽快に踊る「お嫁サンバ」でフィナーレを迎えた。
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