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2日に発表されたことし1年の世相を反映した…

 2日に発表されたことし1年の世相を反映した言葉を選ぶ「2024ユーキャン新語・流行語大賞」で、「ふてほど」が年間大賞に選ばれた▼TBS系列の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称だ。ドラマは、主演の阿部サダヲさんが扮(ふん)する昭和のダメおやじが、令和にタイムスリップするコメディー▼昭和と令和をタイムスリップし、二つの時代の違いをお笑いを織り交ぜて対比する内容だったが、昭和生まれの筆者世代では、その「昭和あるある」な内容が懐かしく、面白かった▼昭和の子ども時代をふり返ると、部活では、ケツバットや空気いすなど、今では絶対にありえない体罰が当然のように行われ、練習中に水を飲むのも禁止だった▼さらに、学校でも悪さをするとげんこつや定規で指をたたかれたりした。当時、これらの指導を行っていたであろう先生方が校長など教育機関の要職についている。体罰が禁止され、個人の人権尊重やパワハラやセクハラなど多くのハラスメントが問題視される現在をどう捉えているのだろうか▼ただ、筆者も学校で愛のむちを受けて育った世代だが、ふり返ると当時が懐かしくも感じる。ほぼ何でもゆるされた昭和と、規制だらけの現在、どちらが住みよいのだろうか。考えは人それぞれだ。(下野宏一)

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