石糖、今期操業スタート
- 2024年12月04日
- 社会・経済
原料生産 前期上回る8万㌧見込む
石垣島製糖㈱(西村剛志代表取締役社長)は3日、関係者を集めた2024/25年期製糖の開始式を行った。今期は収穫面積1352㌶(前期比117㌶増)、10㌃当たりの単位収量(単収)5・939㌧(同0・418㌧増)で原料生産量は、前期を1万2136㌧上回る8万301㌧を見込む。圧搾は4日朝から開始する予定で取引甘蔗糖度は14・13度が見込まれる。製糖期間は、搬入開始の3日から来年3月13日までの101日間を予定する。
同社で行われた製糖開始式で西村社長は「生産量は過去2年連続で6万㌧台だったが、今期は干ばつや台風被害が軽微であったことから8万㌧を見込んでいる」と説明。「期間中、安全を最優先し、天候次第ではあるが3月には製糖を終え、生産農家のみなさまには春植、株出の単収アップにつなげてほしい」と述べた。
ケーンヤード周辺では職員らが安全操業を願いながら酒で清め、原料のサトウキビを西村社長らが投げ込んだ。今期の生産量は天候に恵まれたことから単収増が見込まれ、収穫面積の増加と合わせて原料生産量が昨年から17・8%増の8万301㌧を計画。砂糖生産量も9048㌧(前期比1409㌧増)となる見込み。砂糖歩留まりは11・27%(同0・06%増)を見込んでいる。
今期の機械刈りの割合は昨年と同じ91・7%。1日当たりの搬入量863㌧、圧搾量873㌧維持を目指す。
開始式では中山義隆市長のあいさつが代読されたほか、県八重山農林水産振興センターの森英勇所長やJAおきなわ八重山地区本部の町田隆本部長も激励に訪れた。
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