仲辻さん磯部さん国税長官賞
- 2024年11月28日
- 地域・教育
作文・標語・絵はがきコン
児童生徒36人表彰
2024年度「税を考える週間」の表彰式が27日午後、石垣市民会館中ホールで行われた。「税に関する高校生の作文」(国税庁主催)、中学生の「税についての作文」(国税庁など主催)でそれぞれ国税長官賞に選ばれた仲辻杜宇子さん(八重山高1年)、磯部桔花さん(石垣第二中3年)ら児童生徒36人に表彰状と副賞が贈られた。
小学生の税に関する絵はがきコンクールで12人、中学生の税に関する標語で10人、中学生の税についての作文で10人、税に関する高校生の作文で4人が入賞した。このうち仲辻さんの作文「『思いやり』を繋ぐ税」は全国17万8459編の応募から国税庁長官賞12編に、磯部さんの作文「身近な税金」は全国43万5572編から同賞46編に選ばれた。
仲辻さんは「母から私が小さいときの病気の治療費は全部税金で賄われたと聞いて税金はすごいと思った。そして給食や教科書など身近なものにも使われていることを知り、税金の大切さを伝えたいと思った」、竹富町の訪問税を取り上げた磯部さんは「竹富町のごみ問題などが訪問税によって解決できたらと思った」とそれぞれ話した。
このほか伊野田小学校(前泊康史校長)が多年にわたる租税教育の推進が他の模範となるとして感謝状を受けた。八重山青色申告会理事、八重山青色申告納税貯蓄組合理事の青木徹さん(60)が申告納税制度の発展と納税意識の高揚に多大な功績があったとして表彰された。
石垣税務署の上原宏宣署長は式辞で「皆さんの作品を見て税についてよく考えているなと感動した。税金は学校教育などさまざまなところで生かされており、表彰を機に税の大切さや役割に思いを新たにしてほしい」と述べ、八重山地区租税教育推進協議会の﨑山晃会長(石垣市教育長)は「皆さんは税金の役割や納税義務の重要性を認識している。税の仕組みについて関心を持ち、勉強を続けてほしい」と激励した。
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