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生き方や価値観変化

ひとり親のためのコミュニケーション講座を修了した受講者ら=24日午後、石垣市健康福祉センター1階第1研修室

ひとり親のためのコミュニケーション講座を修了した受講者ら=24日午後、石垣市健康福祉センター1階第1研修室

市ひとり親家庭生活支援事業
「コミュニケーション講座」閉講式

 2024年度石垣市ひとり親家庭生活支援事業の一環でことし10月6日から行ってきた「ひとり親のためのコミュニケーション講座」の閉講式が24日、石垣市健康福祉センターであった。家族療法や人間関係学を研究してきた宮里マチ子氏を講師に計7回の講座を実施。受講者たちは、コミュニケーションを通じて生き方や価値観について深く考え、子どもや家族、友人、社会との接し方を再考した。同事業によるコミュニケーション講座は初めて実施。

 講座は日曜日に実施。子どもをどのような存在として捉えるのかという考え方「子ども観」について学び、自分本位ではなく子どもの人権や周りの人権を尊重しながら生活することで社会や子育ての見え方に変化を感じ、講座で学んだことを普段の生活の中で試すこともした。

 閉講式で宮里氏は「児童憲章を一緒に読んで人格や人権といった、私たちが本当に求めているのは平和なんだということを感じることができた。30数年前からこういう仕事をしてずっと確信しているのは、子供の笑顔がどのくらいあるかによって地域の平和というか、力が分かる。子供の笑顔イコール幸せ指数だと感じている」と述べた。

 修了証書を受けた岡村愛さん(36)は「(講座が)自分としていられる時間でもあった。学ぶということも経験でき、これからも子育てをがんばっていきたい」、宮良福木子さん(29)は「自分自身と向きあう時間もでき、子どもに頼って分かったこともあった。講座を受けることができたのは人生の中でも大きかった」とそれぞれ感想を話した。

 石垣市福祉部こども未来局長の伊盛加寿美局長は中山義隆市長のあいさつを代読し、今後もひとり親家庭の支援を約束した。

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