那覇から一時間で名護に着き、名護から一時間で…
- 2024年11月20日
- 不連続線
那覇から一時間で名護に着き、名護から一時間でやんばるに到着する。総距離は124㌔と遠く、石垣―宮古間とほぼ同じ。このたび、やんばるの「奥」(地名)まで足を運び、親族とBBQを楽しんだ▼やんばるの森に入ると「ヤンバルクイナに注意」といった標識が次々と現れる。運転しながら探してみるも、姿は見えなかった。まあ、西表島でもイリオモテヤマネコに出会えなかったので、希少種に縁がないのかもしれない▼せっかくなので、近くの道の駅にも立ち寄った。店舗の冷凍庫をのぞくと、1㌔486円の「ハイケイ」が売られている。「ハイケイ」は漢字で「廃鶏」。卵を産まなくなった親鳥のこと▼やんばるなど本島北部では、廃鶏を食べる文化がある。いつの日かJA職員が「焼いた親鳥はかめばかむほどうま味が出て、地鶏のような濃厚な味わい」と勧めていた▼念のため、本紙の過去記事を検索してみると「廃鶏」でヒットする記事は、わずか1件。八重山ではあまり認知されていないのだろう▼廃鶏の仕入れ価格は安く、低価格で売られている。問題は肉の硬さだが、小売関係者によるとミンチにすると気にならないらしい。次回のやんばる旅では地元の廃鶏料理を楽しみ、家庭でも廃鶏の肉を買って調理しようか検討中。(玉津盛昭)
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