八重山毎日新聞社

　第37回マーチング＆バトンｉｎオキナワ2024（日本マーチングバンド協会沖縄支部、日本バトン協会沖縄支部主催）が10日、沖縄コンベンションセンターで行われ、石垣第二中学校マーチングバンド部がマーチングバンド編成で、八重山高校カラーガード部がカラーガード編成でそれぞれ金賞を獲得し、ともに全国大会に出場する県代表に選ばれた。石垣第二は全国3連覇がかかる。

　石垣第二は演目「マスカレード」に41人が出演し、「仮面舞踏会」や「ルパンの娘」など4曲のメドレーで8分間の演奏・演技を発表した。今回初めてストーリー性をもたせ、仮面をかぶった主人公が普段とは違う新しい自分をみつけていくという内容。これまで50人以上だった大編成部門が今回から40人以上に変更されたため、スケール感を出すのに苦心したが、演技力でカバーした。

　主人公役を務めたカラーガードの池城奏部長（3年）は「どう表現していいか悩んだが、曲の理解から始めた。審査で一人一人がマスカレードの世界観を表現できていたと評価されてうれしかった」と喜び、「全国3連覇は1年のときからの夢、目標なので夢をかなえたい」と意気込んだ。

　八重高カラーカード部は又吉琉花さん（3年）と曽我葉月（同）、次呂久芽生）さん（同）、川勝千穂さん（2年）、東蔵盛真心さん（1年）の5人が4分30秒の演目「アルデバラン～煌めく明日へ～」を発表した。

　孤独から仲間と出会い、協力しあって一つのまとまり、最後にポーズを決めて希望をつかみとるという内容。メンバーの少なさを個々の表現力で補った。

　副部長の曽我さんは「一致団結して楽しむことができたが、トスの回転や高さが合わないなど課題点もみつかった。全国では完全に合わせたショーをみせたい。そして2位に圧勝の点数さをつけて全国一をとりたい」と目標を設定した。

　このほか平真マーチングバンドレインボーもマーチングバンド編成（小学生）で金賞に輝いたが、県代表を逃した。

　全国大会はマーチングバンド部門が12月14、15日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで、カラーガード部門が来年1月26日、群馬県の高崎アリーナで行われる。

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