八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

声楽家の田本徹(てつ)さん(87)の楽曲に…

 声楽家の田本徹(てつ)さん(87)の楽曲に童謡「オオゴマダラのおつかい」がある。2004年の作▼東京から戻ってきた2001年から数年間、新川で暮らしていたころ、オオゴマダラをよくみかけた。チョウの舞いと通学する子どもたち。そんな光景を見てひらめいたという。子どもがオオゴマダラに話しかけ、オオゴマダラが応えるという対話形式で4番まである▼2番は、おかあさんの具合が悪いのだろうか、「オオゴマダラさん こんにちは いそいでいそいで どこいくの」「おかあさんのおつかいで いもうとと おくすりかいに いってきます」▼すると子どもは「オオゴマダラさん やさしいね ぼくも やさしくなれるかな」と聞き、オオゴマダラは「きっときっと なれますよ みんな やさしくなれますよ」と返す▼最後の4番は子どもだけのフレーズ。「オオゴマダラさん ありがとう やさしいことばを ありがとう オオゴマダラさん またあした フンワリフンワリ とんでった」▼ことしも八重山戦争マラリア遺族会の平和コンサートで披露され、会場は優しさに包まれた。この童謡がもっと広がってほしいと思った。こども園や小学低学年の音楽に取り入れられないか、はたまたCD付き絵本にできないものか。(比嘉盛友)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム