ことしはいつまで台風の心配をしなければ…
- 2024年11月14日
- 不連続線
ことしはいつまで台風の心配をしなければならないのだろうか?。11月だというのに四つの台風が発生。13日現在、23~25号まで三つの台風が存在している▼しかも、このうち25号が今週末から明けにかけ八重山地方に接近する見通しだ。その後を24号が追っており、海路に長期間、影響が出る恐れがある。そうなると、また生活物資が長らく届かなくなる可能性も▼台風は住民生活のみならず、産業にも大きく影響する。基幹産業のサトウキビは、今年は台風の影響が少なかったことで、石垣島製糖は今期は収穫量が8万㌧を越える見込みで、12月3日の操業開始を予定している▼この時期に台風が接近すれば、収穫見込み量を下方修正せざるを得ないばかりか、来期収穫する原料への影響も避けられない。年明けにも開花が始まるマンゴーへの影響も心配だ▼この時期の台風発生は、地球温暖化が影響していると言われており、11月まで台風を心配しなければならない時代になっているのかもしれない。しかも、海水温が高く、発生した台風が大型化、強力化する傾向が強くなっている▼気象現象は人間の力ではどうにもできない。できるのは食料品など生活物資を事前に確保し、台風に備えることだ。台風接近で慌てることなく、普段からの準備が大切だ。(下野宏一)
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