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代表3人決定、県大会へ

2024年度第64回童話お話・第65回意見発表八重山地区大会で最優秀賞に選ばれた(右から)米田藍さん、伊波翔永さん、池田真歩さん=10日午後、新川小学校

2024年度第64回童話お話・第65回意見発表八重山地区大会で最優秀賞に選ばれた(右から)米田藍さん、伊波翔永さん、池田真歩さん=10日午後、新川小学校

24年度童話・お話・意見発表八重山地区大会
米田さん、伊波さん、池田さん

 2024年度第64回童話お話・第65回意見発表八重山地区大会(八重山地区PTA連合会主催)が10日午後、新川小学校であり、童話の部・米田藍さん=海星小3年=、お話の部・伊波翔永さん=竹富小6年=、意見発表の部・池田真歩さん=船浮中1年=がそれぞれ最優秀賞に輝いた。3人は来月22日、読谷村鳳ホールで開かれる「第75回沖縄県小中学校童話お話意見発表大会~創設75周年記念大会及び最終大会~」(県PTA連合会主催)に派遣される。(9面に関連)

 同大会は、童話・お話、意見発表活動を通して表現力の育成に努め情操教育と国語教育の発展を目的に実施。小学校低学年(童話)、同高学年(お話)、中学校(意見発表)の3部門に、石垣市、竹富町、与那国町の各代表9人が出場した。

 米田さん(9)は演題「こはるの100点」を身ぶり手ぶりを交えながら堂々と口演した。

 最優秀賞の名前を呼ばれた瞬間「沖縄本島に行けるんだ」と喜んだ。発表を振り返って「練習の時は時間をオーバーしていたけど、意識して時間内に終わることができてほっとした」と笑顔を見せた。県大会に向けて「先生にもっとはっきりしゃべるよう注意されたので、県大会までにはそれを直していきたい」と話した。

 演題「胸の傷は家族の絆」で臨んだ伊波さん(12)。生後すぐに心臓に病気がみつかり、心配する両親の心情、手術が成功し命の大切さを強く感じた体験談を発表。現在は、好きなスポーツや苦手なことに挑戦できる幸せを感じ、両親が注ぐ愛情に感謝している。

 「最優秀賞の名前が呼ばれて体がふわっとなった。後ろを振り向くと、お父さんとお母さんが喜んでくれてうれしかった」と話す。伊波さんにとって家族は「すごく大事な存在」。

 那覇市に住む祖父母に県大会で成長の姿を見せるため、最優秀賞獲得を目標に掲げていた伊波さん。「じーちゃんとばーちゃんにも感動を与えられるお話をしたい」と意気込んだ。

 演題「完璧じゃない私認めて」と題して発表した池田さん(13)。小学生のころ、他人に良く思われようと完璧を目指す考え方から、完璧じゃなくても周囲と助け合ってつながりの輪を広げることが大事だと気付いた。

 発表を終えて「緊張して読む速さや、間を開けるところがあまりできなかった」と悔しがりながら、「そういったところを修正して県大会に挑みたい」と決意を語った。実体験の内容については「これからも完璧な人になりたいと思わずに、自分を大切に周りの人も大切にしながら生きていきたい」と話した。

 優秀賞は次の皆さん。

 ▽童話の部=上田彩乃(上原小2年)、山本源(久部良小3年)

 ▽お話の部=宮里咲希(登野城小6年)、益利心(与那国小6年)

 ▽意見発表の部=國仲祐希(石垣第二中3年)、田島亘晟(与那国中3年)

  • タグ: 童話お話意見発表
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