しまい込んであった靴が引き起こした笑えぬ…
- 2024年11月11日
- 不連続線
しまい込んであった靴が引き起こした笑えぬ話を紹介する▼服に一張羅があるように靴も普段履きと冠婚葬祭用に備えている人がいる。会社勤めのころ、私も不相応のいい皮靴を購入、冠婚葬祭で愛用してきた▼某日、その靴で結婚披露宴に出かけたらホテル宴会場でかかとが欠けてしまった。受け付けへ歩を進めたらサー大変、かかとが粉々にくだけ床を帯状に汚す大惨事。慌てて脱ぎ従業員に掃除機をかけてもらった。おかげで宴の途中は上の空、帰りも急ぎ退席したことを今でも思い出す。その後は普段から履いていないと靴には不具合がおこることを肝に銘じてきた▼しかし災禍は再び。退職後は島サバで過ごすことが多く、革靴は出番が減り告別式専用に。先日、告別式に参列するため革靴を取り出したらかかとが取れていた。そのまま履いて出かけたが歩きづらい。そこで車に置いてあった黒いスニーカーに履き替え参列することに▼考えてみたら、革靴は日本では背広などとセットで愛用されてきた。近年、沖縄では気候を理由に冠婚葬祭でかりゆしウエアが礼服として世間に認知されるようになってきた▼それなら、多様化の時代、靴も多彩になったし革靴が苦手な人は服に合うスニーカーをそろえてもいいのでは。
(仲間清隆)
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