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60回目の石垣島まつり開幕

まつりの開会式を飾った八重山民俗舞踊保存会らによる「100人鷲ぬ鳥節」=2日午前、市民会館大ホール

まつりの開会式を飾った八重山民俗舞踊保存会らによる「100人鷲ぬ鳥節」=2日午前、市民会館大ホール

初日から多くの人出 きょう市民大パレード

 第60回石垣島まつり(同実行委員会主催)は2日、新栄公園を主会場に開幕した。初日は午前11時半から石垣市民会館大ホールでオープニングセレモニーが行われたほか、新栄公園特設舞台でステージパフォーマンスや郷土芸能の夕べ特別公演が繰り広げられた。会場は多くの市民や観光客でにぎわい、約3000人(主催者発表)が来場した。最終日の3日は、新川小学校前を午前11時に市民大パレードが出発。旧市役所前までの約1㌔の区間を54団体1800人余りが行進する。(3面に写真特集)

 祭りは大濵達也石垣市商工会長の開会宣言で幕開け。八重山民俗舞踊保存会を中心とした「100人鷲ぬ鳥節」が開会式を盛り上げた。

 実行委会長の中山義隆市長はあいさつで「市民の共同意識の向上と市民相互の連帯、豊かな明日への活力と創造性集結を目的に60回石垣島まつりが開催される。長く続いてきたまつりが継続できるのも市民や関係者の協力のおかげ。交流の輪がさらに広がることを期待している」とまつりをPRした。

 石垣市と親善都市の岡崎市、友好都市の稚内市、台湾・蘇澳鎮、ゆかりの町の徳島県上板町のほか、交流のある岐阜県羽島市や愛知県田原市、埼玉県春日部市などの関係者が参加し、まつりの開催を祝福した。

 岡崎市の清水康則副市長は、これまでの石垣市との交流事業を振り返りながら「今後とも提携55周年を契機として長きにわたるご縁に感謝し両市の絆がさらに強まることを願う」と内田康宏市長のあいさつを代読。さらなる友好の発展を誓った。

 市民会館ホールには60年の節目を記念して、過去のまつりの様子が映し出された写真や当時の新聞などが展示された。

 会場には午前から飲食店や体験ブースなどの屋台が並び、まつりの雰囲気を盛り上げた。

 特設ステージでは、各団体が踊りや音楽などのパフォーマンスを次々と披露。健康体操民謡クラブやハワイアンフラのグループ、八重山高校ダンス部、笑って学ぶ石垣島観光の今withオリジンなどが登場。第2部には子どもたちに大人気のパウ・パトロールキャラクターショーが行われた。

 午後7時すぎからの郷土芸能の夕べ石垣島まつり特別公演には14団体から踊り手86人が出演し、舞台に花を添えた。

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