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八商工、3部門で全国へ スターリングテクノ県大会

スターリングテクノラリー県大会で上位入賞を果たした八重山商工高校機械工作部の生徒ら=30日午後、同校校長室

スターリングテクノラリー県大会で上位入賞を果たした八重山商工高校機械工作部の生徒ら=30日午後、同校校長室

「お湯熱源クラス」2連覇

 10月17、18日に沖縄県立総合教育センターで開かれた第17回スターリングテクノラリー沖縄県大会で八重山商工高校の機械工作部(崎原琉也部長・部員13人)が「お湯熱源クラス」で2連覇を果たすなど3部門で6台が上位入賞を果たし、3年連続で全国大会出場を決めた。全国大会は11月23日に茨城県土浦市で開催される。同校は一昨年の全国大会で2連覇、昨年は準優勝しており、「県で学んだことを改善して3部門優勝を目指したい」と意気込んでいる。

 同競技は熱した空気の熱運動で動くスターリングエンジンを搭載したミニ車両を製作し、性能を競うもの。お湯熱源クラスはお湯と室温との温度差で車両を走らせ、平たんな走路の3分間の走行距離を競う。スピードクラスは1周8・8㍍のコースの1周目の速度で勝敗を決め、宙返りクラスは二つの垂直ループを含む走路を周回して宙返りの回数を競うものとなっている。

 お湯熱源クラスでは八商工のマシン「ぱいーぐる一平ちゃん」が9・8周で優勝、「ぱいーぐるUFO」が7周で準優勝に輝いたほか、5位にも入賞。スピードクラスでは3位と4位、宙返りクラスでは4位とそれぞれ上位に入った。

 同部によると、例年より車体の調整が遅れ、ほぼ試走なしで大会に挑むなどスケジュール管理に苦慮。競技直前まで車両調整を行っていた中で結果を残したという。

 崎原部長は「スピード部門は去年より順位を落としてしまったが、お湯熱源クラスと宙返りクラスはよくできた」とうなずいた。全国大会に向け部品の改良や軽量化を図っているといい、「去年以上の3部門優勝を目指す。宙返りクラスでは800周を目標にしたい」と力を込めた。

  • タグ: スターリングテクノラリー八商工
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